実は女性に向いている!?宅建士の仕事


平成27年度の宅地建物取引士(宅建士)試験合格者の内訳をみると、男性が68.2%、女性31.8%の割合になっています。不動産業界で、しかも「士業」というと男性が多いイメージがありますが、最近では女性も多くなっているのです。

女性の宅建士を求める声も

宅建士は、不動産業界だけではなく銀行、保険会社、住宅メーカーなどでもニーズがあります。さらに、一般企業の総務や財務部門でも宅建スキルは求められるのです。宅建士は、不動産の売買・賃貸契約にあたって現地状況や権利関係の調査を行い、売り主・買い主、貸し主・借り主の両方にその内容を説明し契約の手続きを行います。

そのために、必要なのは不動産に関する知識に長けているだけではなく、コミュニケーションスキルです。実際に、一般人ではわかりづらい不動産契約についてもさまざまな事柄を説明するときに「女性のほうがソフトな感じがして質問がしやすかった」「対応がきめこまやかでよかった」という人もいます。

もちろん、男性の宅建士でもコミュニケーションスキルが高い人は多いのですが、初めての不動産契約は緊張しがちなので「女性のほうが緊張しないで話をしやすかった」という声もあるのです。

 

転職や再就職にも

宅建士を目指している人は、新卒で不動産業界に入りたいと願っている人よりも、ちょうど転職を考える世代の人が多いようです。たとえば、2014年の宅建試験合格者の平均年齢は35.3歳で、男性は35.9歳、女性は33.9歳です。会社に勤務してある程度のキャリアを積み、転職や昇進など今後の人生を考え始める世代が一番多く試験に挑戦しています。

女性の受験生には、結婚して育児も一段落したころに宅建士試験に挑戦する人も多いようです。宅建士は基本的には事務職なので、力に自信がない女性にも向いている職業でしょう。

ただし、売買・借貸する物件を自分の目で見て回らなければならないので「普通自動車の免許」を持っていることが採用条件になっていることも多いようです。