宅建が人気の理由


宅建は、国家試験の中でも、とても人気が高い試験だ。
不動産業の会社に勤務している人の場合、業務上の必要性があるため、会社に奨励されて(というか、強制されて)、宅建を受けに行く人は多い。

実際、不動産業では、一定数の宅建資格者が必要だから、宅建資格を持っているだけで、資格手当が支払われる会社も多い。
資格手当の額は、会社によって色々だが、概ね2~4万円くらいだと思う。
だから、不動産業に勤務している人や不動産関連会社に転職したい人が、宅建試験の受験生の一部を占めている。
しかし、宅建を受けに行くのは、そうした不動産関係者だけではない。

不動産とは全く関係のない業種の人や、主婦、学生など、様々な人達が、宅建の受験をしている。
業務上の必要性がないのに宅建を受験する人は、例えば、こんな動機で勉強を始めた人達である。

  • 不動産を持っている人で、不動産の譲渡や相続などについて、詳しく知りたい人
  • これからマイホームを買う予定だから、損をしないためにも、不動産関係の知識が欲しい人
  • 不動産の売買予定は特にないが、借地権や賃借権など、居住に関する権利について、しっかりした知識を持ちたい人

つまり、みんな不動産に詳しくなりたいのだ、昔から日本では、相続と言えば土地と家屋敷である。この傾向は今でも変わっていない。
そして、人生で一番大きな買い物も不動産だ。みんな長期間のローンを組んで家やマンションを購入する。
人生の大事な時間とお金をつぎ込んで購入する不動産だから、しっかりと勉強しておきたいと思うのは、とても自然なことだ。
また、宅建の受験生には、こうした人も多い。

  • 就職や転職のときに有利になるように、何かの資格を取得しておきたい人
  • 行政書士や司法書士などの試験の登竜門として、まず宅建を取得しておきたい人

このような幅広い受験者を持つ宅建試験だが、「受験しやすい」ことも、人気の理由である。

受験しやすい宅建

宅建は、よく受験しやすいと言われる。
その理由は、「問題が全て択一式だから」ということもあるが、学習内容が面白く、学習を進めやすいこともあげられる。
そう、宅建の勉強は、他の試験に比べて面白い。

宅建の問題は、大きく分けて、「権利関係(民法)」、「不動産関係(法令上の制限や宅建業法他)」となっているが、そのひとつひとつが、自分の身に置き換えて考えられるような事柄だからだ。
これが宅建ではなく、例えば行政書士試験あたりだと、会社法だの行政法だの政治経済だの、自分の人生とはあまり関係のない科目を、勉強せねばならなくなる。
そういう試験って、はっきり言って、勉強が無味乾燥で、つまらない。

しかし、宅建は違う。
宅建の学習内容は、一般の人でも興味をそそられるような、「あ、これ知りたい!」と思うようなものが多く、それが宅建人気につながっていると言える。