受験者数と合格率


19万人の受験者

宅建の受験者が多いという話をしてきたが、ではどのくらい多いのか、具体的な数字を見てみよう。
下の表は、過去5年間の宅建の受験者数である。

宅地建物取引士試験 受験者数

平成27年度194,926人
平成26年度192,029人
平成25年度186,304人
平成24年度191,169人
平成23年度188,572人
平成22年度186,542人
平成21年度195,515人

ここ5年間の数字を見ても、18~20万人という受験者数がある。
過去のデータをさかのぼれば、バブル期の平成2年頃は、もっとすごかった。
その年は、342,111人という、ものすごい受験者数であった。

(ちなみに、この年の合格者は44,149人、合格率は12.9%。)
そうした時期に比べれば、宅建人気は一段落した感はあるものの、それでも他の試験と比べると、受験者数は突出している。

他の試験との受験者数比較

でも、「19万人といったところで、日本の全人口は1億2千万なんだから、別に大したことないじゃないか。」と思う人もいるかもしれない。
そうした人のために、ここで、他の資格試験と宅建の受験者数を比べてみよう。
宅建と同じく人気の高い試験と言えば、行政書士試験があげられる。
しかし、その行政書士試験ですら、平成24年度の受験者数は、59,948人であった。
これは、宅建の3分の1である。
更に、他の資格試験の平成24年度の受験者数を見ると、

社会保険労務士試験が、51,960人
司法書士試験が、24,048人
中小企業診断士試験(一次試験)が、17,168人
税理士試験が、48,123人

こうして比べると、宅建の19万人という受験者数は、やはり破格だと言える。

宅建の合格率の推移

では、全国19万人の受験者のうち、いったいどのくらいの人が合格できるのだろうか?
ちなみに、平成27年度試験の合格者数は約30,000人、合格率は15.4%だった。
平成26年度以前も、似たような合格率である。

ここ10年以上、合格率は15~17%で推移しているのだ。
参考に、最近の合格率をみてみよう。

宅地建物取引士試験 合格率

平成27年度15.4%
平成26年度17.5%
平成25年度15.3%
平成24年度16.7%
平成23年度16.1%
平成22年度15.2%
平成21年度17.9%

このように、宅建の合格率は、ほぼ一定で、落ち着いている。
なぜ合格率がほぼ一定かというと、それはこの試験が、相対評価の試験だからだ。

宅建の合否判定の基準や、相対評価・絶対評価という合否判定については、後の方でお話しするが、一言で言えば、宅建は定員制なのである。