2015年宅建の合格率は15.4%!昨年比-2.1%


さて、宅建の合格率分析を、2015年度についても実施したいと思います。
2015年度は、諸般の事情により実施される半年以上前から、その難易度の変化に関心が集中していました。

宅建合格率(2015年度版)データ

受験者数194,296名
合格者数30,028名
合格率15.4%
合格点31点/50点満点

2014年度は、前年に合格率がやや低下したことの反動のように、いきなり17%を超えるという結果と相成りました。そして2015年になると、今度は一気に合格率が低下しています。15%台という数値は、2年前とほぼ同じ水準です。合格基準点についても、3年かけて1点ずつ低下しています。

もっともこの難易度上昇については、事前から推測されていたことではありましたね。特に受験者を苦しめたのは、主に2ヶ所でしょう。
そのひとつは、民法の権利関係の問題でした。難易度は前から厳しいといわれてきた部分ですが、その指摘が相変わらずあてはまったような結果となっています。

また、それと同時に受験者の足を引っ張ったと思われるのは宅建業法の出題形式です。問題の難易度だけなら、それほどシビアではなかったととらえることもできるのですが、問題の出し方が複雑になっており、受験者にとっての負担は明らかに増えています。

もともと、2015年は宅建の名称が「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」に改められた記念すべき年でした。その影響が試験に強く出ることが懸念されていましたが、その一部の声が見事に的中したと呼べるかもしれません。宅建業法自体の改正の影響も、当然強かったわけですが。

宅建の合格者を、少しずつ減らしたいという上からの思惑は、翌年度以後もあまり変わらないととらえたほうが無難でしょう。