宅建合格後の知識の活かし方は無限大!


多くのマンガファンに愛読され続けた、著名な漫画家さんの実話。

彼は医師免許を取得し、自分の描く作品の世界に、強烈なリアリティーを持たせました。
彼が世に送り出した作品のなかにはドクターが主人公の漫画もありました。
また、そうではない作品にも、科学的な見地から信憑性の高いセリフの数々が語られてきました。

いま必要に迫られて、宅建取引主任者の資格取得を目指している方には、このお話は蛇足かもしれません。
しかし、当面のところ仕事には関係なさそうでも、「宅建の資格には何かしらの魅力を感じる」というみなさんには、この漫画家さんの努力を参考にしてほしいと思うのです。実際、資格の活かし方は無限大であると私は思います。

一般的な宅建資格の活かし方

宅建主任者の資格は、いま不動産や建築業界(特に宅建取引業を行う企業)で仕事をしている人には、すぐにでも活かせる資格です。また、これからそうした業種で働きたいと望んでいるみなさんにも、面接で自分をアピールする上での絶好の材料となることでしょう。

しかし、宅建資格の活かし方は、もっともっと裾野が広いのです!
よく言われていることが、宅建主任資格と、ファイナンシャルプランナー(FP)や行政書士のダブルライセンスの組み合わせで、手堅い独立開業を目指そうというアドバイスです。

ほかにも、マンション管理士やインテリアコーディネーター、住宅ローンアドバイザーなど、宅建資格と相性のよい資格はたくさんあって、独立開業とはいかないまでも、複数の専門知識を活かすことで活躍している人はたくさんいます。

宅建資格の隠されたポテンシャルを知ろう!

しかしそれだけならまだ、資格が直接仕事に結びついた話に過ぎないでしょう。
私が冒頭で漫画家さんの例を挙げたのは、宅建の知識を持つことには、それ以上のポテンシャルがあることをお伝えしたいからなんです!

たとえば、

  • 「民法の観点から物事を考えられるようになること」
  • 「国土の利用法について、おおよその見当がつけられるようになること」
  • 「家族をとりまく、相続や遺書という大事な問題の意味を知ること」

などがそれです。

もちろん宅建学習では建築基準法も学びますので、街を散歩していて建物のたたずまいを眺める時にも、その見方が変わってくるはずです。

民法の法令、土地の利用法、建築をとりまく法律、そしてもろもろの税法について…。
私たちが生きていく上で欠かすことのできない実にさまざまな事柄について、その基本中の基本を概観できるのが宅建の知識なのです。

多くの人は、生涯学び続けることを望みます。そして宅建の基礎的な知識があるのとそうでないのとでは、先々みなさんの関心が向かう鉾先もまるで変わってくるでしょう。

もちろんこのことは、必要に迫られた宅建受験をして、合格した後でそのことに気がついたとしても効果は同じです。

宅建の資格は、仕事に即効性もあるし、独立志向者にも役立つし、広く、生きていく上での知識として役立ちます。
毎年15万人を超える宅建受験生のなかには、そのようなイメージで試験にトライされる方がかなりの割合で含まれているように思います。

宅建業者には5人に1人の割合で配置義務あるので求人が一定数ある

宅建資格を取得するメリットといえば、第一に「独占業務を有する専門家として活躍できる」ことだと思います。

具体的には、重要事項説明と重要事項説明書に記名押印及び契約書に記名押印する仕事であり、これは宅建資格を取得し登録している人にしかできない業務となっています。

ひと口に“不動産売買”と言っても、そこにはあらゆる法律が関わってきます。
「不動産は個人の所有物なのだから、どう使おうが、誰に売ろうか関係ないでしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、時には法の規制を受け、思う様な活用が出来ない場合もあります。
こんな時、難解な法律を噛み砕いて説明し、相手に納得してもらうのが宅建士の仕事であると言えます。

このように、専門知識を有する宅建士の存在というのは、実務上、不動産業者にとってはもはや不可欠な存在。
こうした背景から、法律では「その事務所の5人に1人以上の割合で、成年者である専任の取引士を設置しなければならない」と、宅建士の配置を義務付けているのです。

このように、業界内では常に需要のある宅建士は、求人数としても比較的多く、そのニーズは今後も減少することはないでしょう。
つまり、宅建は就職や転職に役立つ資格なのです。

プライベートでももちろん役立つ!宅建士の専門知識

宅建資格を取得することで「良かった」と思える瞬間は、実務上だけではありません。
例えばプライベートで不動産売買をする場合にも、当然知識はあった方が心強いもの。

一般の方であれば何となく適当に読んでしまいがちな売買契約書も、プロであれば充分に内容を吟味しながら読み進めることができます。

不動産売買は決して安い買い物ではありませんから、本来はしっかりと納得した上で取引を行えるのが理想です。
自分自身が専門家であれば、何かの時にはしっかりと間違いを指摘できるので、安心ですね!