「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」へ


「宅建士」への名称変更を受け、今後さらなる難易度アップの見込み

宅建の正式名称は「宅地建物取引主任者」でしたが、2015年4月より「宅地建物取引士」に代わり、この変更に伴う宅建資格の今後については各所で様々な噂が飛び交っているようです。

宅建士への変更は、2014年6月18日、「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案」が参議院本会議において全会一致で可決・成立された内容に盛り込まれたもので、名称変更の他にも、改正事項を下記の通り挙げることができます。

第5条の変更

宅建業の免許取得、宅建士の資格登録につき、欠格事由(免許取得、資格登録できない要件)として、「暴力団員等」を加える

第15条の変更

宅地建物取引士の業務処理の原則
信用失墜行為の禁止
知識及び能力の維持向上

第31条の変更

宅地建物取引業者の業務処理の原則に、「従業者の教育」を加える

いずれもとりたてて大幅な制度変更とは言えないまでも、「宅建が“~士”の仲間入りを果たしたこと」や「宅建登録者への責任が一層重みを増す内容への改正であること」から、宅建士への変更を機に、この試験の難易度がさらに高まるのではないかと見込まれています。

また、2015年度は合格率が17.5%と高めであった2014年度を受けての本試験となることから、合格率の低下も十分に予想されることであると言えます。

追記

2015年10月18日に、宅建士に改名されてから初めての宅建試験が実施されました。
実際に受験された方の間では、「難しかった」との声が大多数。

2015年度本試験では、民法の権利関係は昨年並みに難しかったことの他、宅建業法で著しい難化がみられました。
今後、合格基準や合格率の発表に注目が集まります。